過去の安全標語には、身だしなみがキーワードのものが多くあります。
ここでは、身だしなみがキーワードの安全標語とは?正しい身だしなみとは?作業服の身だしなみとは?についてご紹介します。
目次
身だしなみがキーワードの安全標語とは?
過去の身だしなみがキーワードの安全標語としては、次のようなものなどがあります。
- 「ウエスト周りは気にしても デスク周りは無関心 5Sも大事な身だしなみ」
- 「身だしなみ 安全作業の 第一歩」
- 「転落防護のヘルメット 荷役作業の 身だしなみ」
- 「ヘルメット 働く人の 身だしなみ」
身だしなみは、安全標語のキーワードとしても使われるほど安全にとっては大切なものです。
正しい身だしなみとは?
製品を安全に作るためには、正しい身だしなみを従業員の全てが守ることが必要です。
例えば、わずか一人の従業員だけが正しい身だしなみでなかったときでも事故は発生します。
そのため、正しい身だしなみを全ての従業員が守りましょう。
ここでは、食品を作っている工場での正しい身だしなみについてご紹介します。
帽子の中に髪の毛は入れる
髪の毛が帽子の中からはみ出ているときは、もし髪の毛が抜けるとすぐに異物混入になります。
成人のときは、髪の毛が約70本1日に抜けるといわれています。
そのため、髪の毛が抜けることは止められないため、作業しているときにいかに落とさないかを考える必要があります。
作業着はきれいなものを着る
汚れた作業着を着ていれば、食材に汚れたところで触れたときに汚染されることがあります。
しっかりとローラーはかける
作業着に着替えるときに静電気が発生して、作業着に髪の毛が付いているときがあります。
そのため、作業するところに入る前にしっかりとローラーをかけて髪の毛を除去しましょう。
また、足のところにペットの毛などが付いていることもあります。
アクセサリーのネックレス、イヤリング、指輪、時計などは身につけない
このようなアクセサリーが落ちると、異物混入になります。
身体に長い時間着けているため、細菌でそのところが汚染されていることがあります。
特に、アクセサリーが着いていたところは十分に洗いましょう。
短く爪は切る
細菌は、爪の長さに比例して潜んでいるとされています。
そのため、長い爪は短く切りましょう。
また、異物混入のリスクがあるマニュキュアも禁止です。
傷が手にあるときは手袋を必ず使う
傷には、食中毒が起きる黄色ブドウ球菌というものが潜んでいるときがあります。
基本的に傷が手にあるときは調理はしない方がいいでしょうが、調理をどうしてもするときは手袋を必ず使って、傷のところには専用の絆創膏を貼りましょう。
定期的に手袋は換える
手袋をしても、作業が無菌状態でいつまでもできるということではありません。
手袋の上から汚れがちょっとずつ溜まってきたり、あるいは、使用しているときに破れたりします。
マスクはしっかりと鼻まで覆う
飛沫が鼻からも飛ぶことがあります。
清潔に作業靴は保つ
理想的なのは、作業した後に洗って保管しておくことです。
特に、残渣が裏側に溜まった状態にしておけば、汚染を作業するところに広げるようになります。
それぞれの人に適した大きさの作業着を正しく着て、髪の毛が混入しないようにするなど衛生管理に努力しましょう。
従業員の衛生意識は、身だしなみを整えると高まります。
衛生的な現場づくりをするために、正しい身だしなみを心掛けましょう。
作業服の身だしなみとは?
作業服で大切なのは、動きやすいことです。
そのため、作業服は身体の大きさに合ったものを選ぶ必要があります。
また、身だしなみは、不快感を他の人に与えないための気配りです。
他の人が見たときにどのように思うかということが大切です。
作業する前には、鏡を見て身だしなみをチェックしましょう。
ここでは、ビルをクリーニングするときの身だしなみについてご紹介します。
作業服はきれいにする
夏のシーズンは作業服を定期的に洗って、臭いや汚れを無くしましょう。
作業服が汚れたり、汗をかいたりしたときは、着替えるためのものを準備し、清潔な作業服でいつも作業をしましょう。
ロッカーにしまうときは、しわにならないようにハンガーにかけましょう。
正しく作業服を身につける
ズボンの中にシャツの裾を入れて、しっかりとベルトをしめましょう。
- かかとをふまないように靴をはく
- ボタンのかけ違い、ひものかけ違いがないようにする
- いろいろなものを作業服のポケットに入れない
- 体がよく動くように、大きさの合った作業服を選ぶ
作業服は、しゃがんだり、歩いたりするときに苦しくないものがおすすめです。