安全標語は自分から自主的に作る以外に会社で強制的に作らされる場合もあります。その時は、他人に自分の才能を見せつけたいとか、上手と言われたいという思いから、肩に力が入ってしまうものです。
しかし標語は決して、後年に渡って誇るためのものでも、いばるものためのものでもありません。特に安全標語は、あなたが作成した標語を社員一同で唱和することによって、安全な職場環境が保てればそれが成功であり正解なのです。
普段使っている言葉、誰にでもわかる言葉、七五調になっているか、リズム感はどうかなどを意識して、言葉に出していってみて、力になる文章になっていれば、よい作品ができあがります。
慣れや油断をそぎ落とし、毎日新入社員の気持ちで、細かい点を確認しながら仕事を進めていく手段になるならば、その安全標語、スローガンはすばらしいものです。
そもそも、自社で標語を設けることということ自体、会社の安全配慮がなされているということです。
スローガン
安全標語の中には、いつも職場で使う安全管理のキーワードを折り込むことが良しとされています。指差し確認などはいつもしていますね。危険物の置き場所にむやみに立ち入らないとか、とにかく危ない危険という『危』という文字には気をつけていますよね。また、もっと怖いのが慣れという散漫な状態です。やったつもり、やったはずなのにおかしいなってこともよくありますよね。毎日やってることなら、今日もやったはずだと思い込んでていてもおかしくはないのです。
ですから、その言葉たちを、標語にするのです。
スローガンはちょっと意味合いが違います。スローガンは『目標1000万本』など仕事の達成目標を言葉にしたものです。それを口にしてがんばるのも決して間違った方法ではありません。
でも、より安全により注意力が上がる標語を作りましょう。もしかしたら、かっこ良い標語より、子供にも理解出来る単純な言葉で作ると、従業員のみならず経営陣にも理解出来ることは言うまでもありません。