本当の安全




安全標語は、工場や建築現場などで、作業員が独自に作られるものが多くあります。

では、作られました、それで終わりでしょうか。壁に貼られました、それで終わりでしょうか。声に出して読み、それが、夢の中にまで浮かんで、寝言で叫ぶくらいにまで身体に染みて欲しいのが、安全標語です。

それが『本当の安全』を生みます。同僚後輩、先輩のことも頭に浮かぶ安全性。それが安全標語にはあります。安全標語について、たとえ「ちょっとゴロが悪いね」などと悪口ですら言い合うのも、身体に入っている証拠です。悪口になってしまったら、次の安全標語は自分が、誉められるような安全標語を作ればいいだけの話です。自分が作れななくっても、作る人にヒントを与えられる仕事ぶりを見せればいいのです。それが、安全につながるコミュニケーションです。

誰かを思いやる気持ち、これが、安全標語を作り出す第一歩なのです。