夏場の安全を守るために、安全標語を作るときもあるのではないでしょうか。
ここでは、夏場の安全標語を作るときのために、夏場の職場での労働安全衛生とは?夏場の交通事故防止とは?についてご紹介します。
目次
夏場の職場での労働安全衛生とは?
梅雨が明ければ暑い日が一気に多くなり、真夏日や猛暑日が続くでしょう。
近年は、夏場は暑くなりやすいといわれています。
ここでは、夏場での労働安全衛生についてご紹介します。
夏場に起きる労働災害の仕組みと健康障害
人は暑くなれば体の調子が悪くなりやすかったり、作業するときに注意力が下がったりします。
このようなときは、よくヒューマンエラーが起きます。
例えば、暑いので睡眠が足りなくて汗を大量にかいて疲れやすくなって、注意が集中できなくなり、普段はしないような行いをしたり、チェックを怠ったりします。
特に、作業を屋外で行うときは暑さを直接感じるため、注意力、集中力が下がるリスクが高くなります。
また、熱中症による健康障害も考慮する必要があります。
熱中症というのは、高温多湿なところで、体の中の塩分、水分がアンバランスになったり、体の中のコントロール機能が無くなったりするなどで起きる障害です。
熱中症の症状としては、めまい、頭痛、筋肉痛、吐き気、気分の不快、嘔吐、意識障害、倦怠感、手足の運動障害などがあり、症状が重くなれば死亡します。
発症するリスクが特に高いのは、高齢者、肥満の人、睡眠不足の人、飲酒している人、糖尿病、心臓疾患、高血圧、精神神経疾患などで治療している人、脱水・下痢の症状がある人などです。
職場にこのような人がいれば、熱中症の可能性があるため注意しましょう。
夏場の災害防止と健康管理
夏場の労働災害を防止するには、1人ひとりの社員が自分の体調管理に注意し、社員の体調を管理者は掴んで、巡視やミーティングの回数を多くして、不安全行動にならないよう確認することが大切です。
また、熱中症を防止するためには、徹底して次のような労働衛生管理を行うことが必要です。
作業環境管理としては、暑さ指数を熱中症指標計などによって測って、塩分や水分を補ったり、冷房を準備したり、涼しい日陰などの休むところを設けたりします。
作業管理としては、作業中に休む時間を設けて、作業中や前後に塩分、水分を定期的に摂るように指導します。
健康管理としては、発症する高いリスクがある人に注意し、普段から働く人の健康状態などを確認します。
対策をしっかり行う
夏場は暑くなることを考慮して、しっかりとこれに対する対策を行いましょう。
夏場の交通事故防止とは?
本格的な夏場になれば、旅行やイベントなどで外出するチャンスが多くなります。
楽しい旅行やイベントなどがちょっとの油断で事故にならないように、次のようなことに注意しましょう。
旅行は余裕を持って計画する
旅行シーズンは非常に道路が混雑します。
そのため、旅行の計画を立案するときは、前もってネットなどで旅行先までの道路状況などを十分に調査しておきましょう。
また、交通渋滞になることも考えて、余裕がある計画にしましょう。
余裕を持って運転する
交通渋滞になればイライラしてきますが、決して焦らないで余裕を持って運転しましょう。
また、旅行などのときは、運転が長距離・長時間になるときがあり、特に疲れが帰りには溜まってくるため、無理をしないで、休憩を早めにとりましょう。
子供の事故に注意する
子供は、夏休みになると外出するチャンスが多くなります。
家庭においても、子供が外出する前に一声「交通事故に注意して」とかけるなど注意しましょう。
また、車に乗るときは十分に子供の動きに注意して、ブレーキを早めにかけましょう。
夜間も注意する
夏場は、花火大会や夏祭りなど、夜に外出するチャンスが多くなります。
夜間に外出するときは、早く車を運転している人がわかるように、反射材の夜光タスキなどを着けましょう。
また、車を運転している人も、見えにくくなる夕暮れにはライトを早めに点灯して、こまめに上向きライトを切り替えて、早く危険を見つけましょう。
飲んだら車を運転しない
飲酒運転は、乗る距離やお酒の量は関係ありません。
お酒を地元の夏祭りなどで飲めば、車は絶対に運転しないようにしましょう。
また、周りの全員が注意して、飲酒運転を絶対にさせないようにしましょう。
安全に車を運転する
いい天気の日は、外出するときに自転車を使う人も多くいるでしょうが、自転車も油断すれば大きな事故が起き得ます。
自転車に乗るときは、歩行者、自動車に注意して、交通規則を必ず守りましょう。