職場における人権問題はいろいろあるため、人権標語のテーマとしてもおすすめです。
ここでは、明るい差別のない職場づくりの人権標語とは?職場ではパワハラが人権問題になる、についてご紹介します。
目次
明るい差別のない職場づくりの人権標語とは?
ここでは、奈良県の五條市企業人権教育推進協議会が募集した第24回明るい差別のない職場づくりの人権標語の入選作品についてご紹介します。
- 「何気ないその一言が傷つける さりげないその一言で癒される」
- 「知らんぷり 無くせば 笑顔の輪ができる」
- 「友を知り 友と喜ぶ 職場づくり」
- 「思いやり もらった分だけ おすそわけ」
- 「挨拶は 明るい笑顔で 倍返し」
- 「生まれた国は違っても みんな地球の家族だよ」
職場ではパワハラが人権問題になる
日本の職場では、パワハラを上長から感じさせられるときがあるでしょう。
例えば、自分の仕事が残っているにも関わらず、他の仕事を詳しく説明しないで指示されるようなときです。
この他にも、職場の上長が部下に仕事を無理やりさせようとするシーンも何回か目にすることがあるでしょう。
酷いときは、上長が大声で別の人がいるところで部下を叱ったり、一部の体を叩いたりするなど、そばにいると恥ずかしくなるようなときもあるでしょう。
外国人は、日本人が行う会議を「やくざ会議」と皮肉っていうときもあるそうです。
このような会議に外国人のマネージャーも参加したときは、険悪なこのときの雰囲気に相当まいったようなこともあったそうです。
では、どうして人権を無視したようなこのような管理は起きるのでしょうか?
というのは、日本の職場は絶対服従型の管理になっているためです。
日本の職場では、上長は席にほとんど座っており、メールなどでそこから指示をして部下を管理するようにしています。
さらに、一つの仕事を部下に指示するときに、どのような目的で行うかというような明確な説明はしないで、絶対服従を部下に対して強いる上長がいます。
そのため、部下に仕事を任せっきりにして、部下が悩んでいても、そのままにして助けようとしない上長もいます。
部下がこのような扱いをされるとどのような感じになるかは、はっきりしているでしょう。
上長のことが恐ろしいと、どのようなことでも指示されたことを受け入れるでしょうが、そうでないと反抗するようになるでしょう。
いずれにしても、心のどこかで上長を嫌うようになって、仕事をストレスが溜まったままで行うようになります。
そのため、最終的にいい仕事はできません。
では、外国人のマネージャーはどうでしょうか?
当然ですが、個人によって違っていますが、最もリーダーシップがあるようなマネージャーは、メンバーとコミュニケーションを図ることを大事にしています。
例えば、新しいポリシーや活動を一つ採用するときは、関係する全てのメンバーを集めて説明を行ないます。
また、説明したことについて質問があったときは回答をします。
このように関係するメンバーに十分に理解してもらった上で、新しいポリシーや活動を採用していきます。
活動する内容によっては、このときにリーダーシップを他の人にとってもらうこともあります。
このようなメンバーを管理する方法のときは、活動する主旨をメンバーにわかってもらうまでには時間がちょっとかかりますが、一旦わかってもらった後は自発的にメンバーが活動を行うような傾向があります。
特に、このような外国人のマネージャーは、外部や別の部署と交渉するときなどは、最も自分のレベルが高いところで動いて、いずれのメンバーよりも活発に動きます。
そのため、このマネージャーを誰もが尊敬して、活気が職場に生まれ、どんどん仕事がはかどっていきます。
日本のような絶対服従型の管理のときは、非常に上長と部下の関係がはっきりしており、仕事以外のところにもこの関係を引き継いでいきます。
例えば、上長からゴルフや飲み会に部下が誘われたときは、辞退することができなくなるようなこともあります。
また、日本のような部下を管理する方法では、部下が旅行に行くために仕事を休むようなときにも行先を上長に報告しています。
一方、外国では、仕事においてマネージャーとメンバーの関係が緩いこともありますが、仕事の内容がわからないときは、質問するだけでなく反対の意見をいうこともできます。
また、完全にプライベートと仕事は切り離されています。
メンバーが仕事を休むようなときに、マネージャーはどこにメンバーが行くかなどを聞くことはありません。
また、よほど急ぐときでなければ、休んでいるときに仕事に関係する人に電話を掛けるのは遠慮すべきであるとされています。