第１３回(昭和１５年)全国安全週間報告の安全標語

守れ安全　輝く日本

第１３回(昭和１５年)全国安全週間報告の安全標語

財団法人産業福利協会発行　従業員心得

＜財団法人産業福利協会発行　従業員心得＞

皇紀は二千六百年
八紘一宇の御聖業

安全五則

安全は先づ家庭から
睡眠不足は怪我の基
油断で泣くより注意で笑顔
仕事は真剣機械に感謝
整理整頓火の用心

衛生五則

朝日拝んで深呼吸
冷水摩擦で鍛える身体
口は清潔見だしなみ
飲食適度は身の守り
ふだんたゆまぬ体操遊戯

萬民輔翼のこの赤心
非常時突破のこの身体

一億一心産業将士
足並揃へて安全週間

事故で汚すな銃後の職場
仰げ日の丸護れ緑十字
職場の安全御國の榮
怪我するな國へ捧げれ此のからだ
安全は伸びる職場の護り神
何時も安全楽しい職場
注意に勝る設備なし
良く噛めば米は節約身は丈夫
守れ節米努めよ咀嚼
よく噛んでまめで働けこの時局
安全守つて産業報國
よく勤めよく休みよく寝よ
怪我に注意は安全の基
正しい規律に輝く安全
安全確保で伸び行く日本
捻子も心も締めれば安全
怪我で散らすな興亜の力
あげよ能率出すまい犠牲
安全は職場で出来る御奉公
今日の安全明日への飛躍
病むな怪我すな御國の體
守る安全揺るがぬ銃後
今日も安全興亜の力