安全衛生標語自動作成
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安全衛生標語 歴代年間標語
昭和52年 安全に健やかにこの一年
安全衛生標語は、昭和60年から標語の公募をはじめ、今日に至っています。それまでは、中央労働災害防止協会が制定していました。記念すべき1回目はこちら。簡単ながら、わかりやすく、いい標語です。
昭和53年 安全に健やかに笑顔ですごそう365日!
安全衛生標語らしい標語ですね。危険物取扱標語などと違い、安全全般に対する標語ですから、家族の健康や安全を願う内容が多いようですね。
昭和54年 この一年 全員参加で無災害
無災害という言葉があります。これは職場内でもそうですし、家族内でも当てはまります。みんなで意識することで災害なく過ごすことができるのです。
昭和55年 '80年代をみんなで安全そろって健康
ここからは1980年代に突入します。この年代は良くも悪くも経済の波がありました。そのなかでみんな、つまり家族や会社のなかで健康を維持していこうという前向きな標語です。
昭和56年 手を組んで今年も安全 こぞって健康
こちらも、一年の安全を願う標語になっています。手を組んで、こぞってという言葉には、みんな一丸となって、という意味があるのでしょう。
昭和57年 安全と健康 一人ひとりがつくるもの
昭和58年 安全と健康 いつも心がけているあなたが好きです
この2年は、標語の内容にほぼ変化がありません。前年同様、安全と健康を願う標語です。ただ、58年の標語にはよりあたたかみや親近感が感じられますね。
昭和59年 みんなで築こう 災害ゼロの明るい職場
この年、安全衛生標語としてははじめて、災害ゼロという言葉が出ます。職場での災害をなくすことで、家庭でも安全に暮らせる。そんな意味を言外に込めたのかもしれませんね。
昭和60年 ゼロ災害 みんなで笑顔 のびゆく企業
昭和61年 ゼロ災害 日ごと人ごと職場ごと
昭和62年 ゼロ災害 働く人の動かぬ指標
この三年には、すべてゼロ災害という言葉が使われています。働く人々全員が、それぞれの立場、持ち場で労働災害防止活動に参加し、問題を解決するいきいきとした職場風土づくりをめざす運動です。ゼロ災害を推進する運動を、ゼロ災運動といいます。中央労働災害防止協会が推進する運動で、「ゼロ災害全員参加運動」の略です。これを行うことで、安全衛生にもつながるという標語が採択されました。
昭和63年 災害ゼロ 働き甲斐のある職場
平成元年 災害ゼロ 夢と未来のある職場
昭和最後の年と、平成最初の年は災害ゼロという言葉が標語に使われました。昭和59年に一度出て以来、3年ぶりです。究極の目標としてのゼロ災害・ゼロ疾病の職場を実現するために、事故・災害が起こる前に、職場や作業にひそむ危険の芽を摘み取り、安全と健康を守ることが大切とされました。
平成2年 ひろげよう 職場に人の和 無事故の輪
この年の標語は、家庭ではなく職場安全を謳ったものです。職場内安全は働くメンバーそれぞれが相互理解し、お互いに気をつけ合うことが肝要です。人の輪が広がることで、安全の輪も広がるのです。
平成3年 考えを 行動にして無災害
平成4年 信頼と笑顔をつくる無災害
この2年は無災害という言葉が出てきます。広島新交通システム橋桁落下事故が起きたり、信楽高原鐵道列車衝突事故が起きたりするなど、悲惨な事故がおおくあった年だからということもあるでしょう。
平成5年 今一度 この目 この手で 安全確認
大きな災害はないこの年ですが、前年に起こった被害はまだ回復していませんでした。これ以上の災害を防止することをより強く意識させるため、この年の標語はこれまでに比べて語気が強くなっていますね。
平成6年 魅力ある 職場の誇り ゼロ災害
ゼロ災害は職場の誇りになります。職場の災害は人災と言われます。それのない職場というのは、やはり魅力的に見えるでしょう。
平成7年 快適な 職場がはぐくむ 無災害
この年からまた無災害という言葉が出てきます。前年と同じように、人災を防ぐことによって職場の中が快適になります。
平成8年 快適 健康 無災害 明るい職場の基本です
東京臨海高速鉄道りんかい線新木場駅~東京テレポート駅開業という大きな出来事のあった年。新たな施設も多く出来、世間も明るかった年になります。明るい職場は無災害につながる第一歩となります。
平成9年 明日への活力 安全 健康 快適職場
この年は、消費税率が5%に引き上げられた年。購買意欲が下げられ、一時的に景気も低迷しました。そのため、明日への活力を標語に掲げていた標語が多かったようです。
平成10年 安全・健康 今から ここから 自分から
冬季長野オリンピック開催され、第16回サッカーW杯仏大会に日本が初出場するなど、おめでたいことのあった年。自分から動く人こそが勝利を得られました。安全や健康も、同じように自分から動くことが肝要です。
平成11年 人の輪 知恵の輪 技術の輪 すべてを集めて無災害
1999年(平成11年)、ミレニアムのカウントダウンが世界各地で催されました。多くの人が新しい世界を待望しました。多くの人の輪、そして知恵、技術が集まって、無災害が生まれるのです。
平成12年 安全を 優先 率先 まず実践
白川英樹名誉教授がノーベル化学賞を受賞し、イチローが野手として日本人初の大リーガーとなりました。両人とも、多くの努力の上に実践を重ねました。安全衛生にも、率先して行うこと、実践をすることが欠かせません。
平成13年 慣れた作業に危険がいっぱい 心ひきしめ安全確認
自分が慣れた作業を行うとき、不意に心が緩んでいることに気がつくことはありませんか。慣れた作業にこそ、思わぬ危険があります。心を引き締めることが、安全につながります。
平成14年 安全確認 再チェック ハイテク時代もあなたの目
住民基本台帳ネットワーク稼働がはじまったこの年。ハイテク時代の幕開けとも言えます。ハイテクノロジーが普及することで確かに人の手を離れたものも多いですが、やはり自分の目が一番大切と言うことを示した標語です。
平成15年 小さなヒヤリは危険の合図 今すぐ改善 ゼロ災職場
ヒヤリ・ハットとは、重大な災害や事故には至らないものの、直結してもおかしくない一歩手前の事例の認知のこと。文字通り、「突発的な事象やミスにヒヤリとしたり、ハッとしたりするもの」です。このような「ヒヤリ」から引き起こされる事故は大きなものになります。
平成16年 見過ごさないで職場の危険 小さな改善 大きな安全
アテネ五輪で日本選手が大活躍し、メダルは最多の37個を獲得しました。その一方、新潟県中越地震で死者は68名にのぼりました。地震災害でも、小さな改善が安全にもつながることが示されています。
平成17年 小さな危険 あなたが発見 みんなで改善 職場の安全
この年に起こった大きな事件と言えば、JR福知山線脱線事故でしょう。小さな油断が大きな事故を引き起こしました。小さな危険でも誰かがで花くじ分で見つける。その心持ちが、職場の安全につながります。
平成18年 一歩先読む 確かな点検 めざすゴールは 無災害
2006年(平成18年)に、FIFAワールドカップが開催されました。サッカーでは相手の攻撃を読んで先回りすることも大切です。安全を守るためにも、同じように危険に対して先回りするのが大切なのです。
平成19年 ベテランが 次代にたくす宝物 技と誇りと安全第一
東国原英夫・宮崎県知事が県議会での所信表明で言った言葉、「どげんかせんといかん」がはやったこの年。ベテランたる先人が、後人のためにしてあげられることは、技や誇り、安全の大切さを教えることなのです。
平成20年 リスクの発見 すばやい対処 みんなで築こう無災害
リスクはいくら気をつけていてもどこかで起こってしまうものです。そうしたら、起こってしまったことを悔いるのではなく、素早くリスクに対処することが大切になります。それを重ねることで無災害を目指せることを教えてくれるいい標語ですね。
平成21年 見過ごしません小さなリスク ゼロ災職場の合言葉
職場や作業にひそむ危険を発見・把握・解決するために、 全員が一致協力してそれぞれの立場・持ち場で自主的、自発的にヤル気で問題解決行動を実践する「ゼロ災職場」。その合い言葉にするのに、標語で示された「見過ごしません小さなリスク」は非常に適していると言えるでしょう。
平成22年 身につけよう 基本作業とプロ意識 みんなで築く安全職場
基本的な作業を行っていると、自分の仕事ややっていることが誰でも出来ることに思えます。ですが、だからこそ高いプロ意識をもつことが大切です。全員が意識を高く持っていることで、安全な職場になるのです。
平成23年 「安全専一」から100年 未来へつなごう安全の心
この年は公募でなく、中央労働災害防止協会が制定しました。3月11日午後2時46分、最大震度7、宮城県沖を震源とするマグニチュード9.0の国内観測史上最大の凄まじい揺れが東北地方から関東地方を襲ったからです。「安全専一」から100年というタイミングのことでした。未来に向かって歩くことは、この年は難しい人も居ましたが、安全の心を絶やさないことが大切だとした標語に、勇気づけられた人も居たでしょう。
平成24年 一人ひとりの心掛け つながれ 広がれ 安全・健康・快適職場!
国立劇場で政府主催の「東日本大震災一周年追悼式」が行われたり、復興庁が発足したり、第46回衆院選で、自民が大勝、民主党は大敗したりするなど、前年の影響を多く受けたこの年。支え合いが大切だということを標語でも教えてもらいました。
平成25年 安全が 最優先の我が職場 仲間を守る 家族を守る
2013年福知山花火大会露店爆発事故が起こったこの年。楽しいはずの場所で起こった悲惨な事故は、悲しい思いをする人を多く生み出しました。安全を考えることが、職場や仲間、そして家族を守るのです。
平成26年 安全意識は命綱 しっかり締めて 目指そうゼロ災
安全に対する意識が変わってしまったり、疎かになってしまったとき、大きな事故がおこります。そういう意味では、安全意識は命綱とも言えます。
平成27年 守ります!健康管理と安全確認 笑顔ひろがるゼロ災職場
平成28年 健康と安全チェックが 作業の基本 しっかり守って ゼロ災職場
個人の努力や、家庭での積み重ねももちろん必要ですが、職場が率先して従業員の健康管理や安全確認を行うことで、ゼロ災職場が作れます。この二年の標語は、改めてそれを知らせるために制定されたのでしょう。
平成29年 快適な職場に響く合言葉 「健康・安全・ゼロ災害」
この標語は、他の標語に比べて面白いつくりになっています。合言葉として言葉が出てきており、職場の中で取り入れやすい(朝礼などで復唱しやすい)のが特徴的です。
平成30年 健康な心と体で安全作業 目指すは笑顔の無災害
平成最後の年、30年。標語も世相を反映し、未来に向かって笑顔の無災害を目指そうという、終わる時代と始まる時代の双方を想起させる内容になっています。
平成31年 健康・安全 スクラム組めば みんなで実現 ゼロ災職場
平成31年であり、令和一年でもあるこの年。新型コロナの影響で人員削減も続きました。だからこそ職場のみんなで支え合うことが大切だとしたのでしょう。
令和2年 健康安全 意識を高め 目指せゼロ災金メダル
オリンピックの開催されるはずだった年です。ゼロ災害を謳う標語はこれまでもありたしたが、標語にも五輪の影響が色濃く出ていますね。
令和3年 健康と安全作業を積み重ね 築くゼロ災 みんなの誇り
コロナのなか、多くの人が傷つき、辛い思いをしています。だからこそ、安全だけでなく、健康を意識して積み上げることが大切であるという標語が生まれたのでしょう。