品質標語自動作成
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過去の品質月間 テーマ一覧の解説
1961年(昭和36年) 品質保証
品質標語のはじまりです。標語というよりも、どちらかといえば言葉然とした印象を受けますね。
1962年(昭和37年) よいものを買おう、よいものを作ろう
二回目の標語です。前年より、標語らしくなりました。品質標語ということで、作り出すものの品質に言及したわかりやすい標語となっています。
1963年(昭和38年) 品質を向上させよう
この時代、今の日本のような高品質なものばかりではありませんでした。粗悪品も多いなか、品質を上げて行こうと示唆する標語です。
1964年(昭和39年) 品質で買おう、品質で売ろう
粗悪品のなかには確かに安いものも多かったですが、やはり安全性に問題があるものも多かったようです。買う方も売る方も、品質を重視しようと呼びかける標語です。
1965年(昭和40年) 信頼性を高めよう
1966年(昭和41年) 利益確保は品質管理で 品質管理と消費者の利益
物を売買するとき、消費者と供給者に大事になるのが信頼性です。信頼性、すなわちものの価値を高めることで、よりよい物を提供でき、消費者も満足できるのです。
1967年(昭和42年) 世界に伸びよう品質で利益確保は品質管理で
1968年(昭和43年) 眼は世界、足元固めよQCでよい品質でかしこい暮し
1969年(昭和44年) よい品質で世界の繁栄よい品質で豊かな暮らし
この3年は、今まで国内だった目を海外に向けていますね。品質維持を世界に向けてすることで、高品質が生まれたのでしょう。世界に誇れる日本品質は、こういった努力の賜物なのかもしれません。
1970年(昭和45年) '70年代への躍進消費者の笑顔は品質管理で
70年代に突入しましたね。年の始まりらしい標語です。ほかの標語にくらべて、品質標語は時代をよく反映させているように思います。躍進を進める標語のとおり、日本はこれから躍進を遂げていきます。
1971年(昭和46年) 品質管埋で豊かな社会
1972年(昭和47年) 国際化時代の品質総点検
1973年(昭和48年) 品質で人類の繁栄
グローバル化というには早いかもしれませんが、海外からも日本品質が認められてきた時代。この三年の標語は端的で、これまでの文章形式から脱したようです。人類繁栄まで謳う標語は、あまり見かけませんね。時代背景のなせる技でしょう。
1974年(昭和49年) 激動期を品質管理でのりきろう今こそ知恵をかしこい消費者
この年、高度成長政策の破綻が明確となりました。物価が急騰し、まさに激動期になったと言えるでしょう。だからこそこの年の標語は消費者側に立ち、「かしこい消費者」になることを訴えています。
1975年(昭和50年) 安定成長を品質管理でよい品質で住みよい社会
翌年は当然、景気は引き続き低迷していました。安かろう悪かろうではなく、品質を維持することによって安定した成長があると示した標語です。
1976年(昭和51年) 品質管理で体質強化品質いかして豊かなくらし
景気の低迷により、ものの消費意欲が減少していたこの年。「しっかりと品質を管理することで、不景気に負けない体質へと強化されていく」という標語です。
1977年(昭和52年) 経営基盤は品質管理で 発想の転換で現状打破
1978年(昭和53年) 今こそ発想の転換を!全員参加の品質管理でやりぬこう
景気の低迷がなかなか回復しないなか、品質管理によって経営回復を狙うための標語です。今の現状をなんとか打破し、買い手も売り手も幸せな世の中にしようという動きの表れでしょう。
1979年(昭和54年) '80年代にそなえる品質管理 品質で日本の未来を開こう
翌年が80年代のスタートということで、ラストスパートのような標語ですね。80年に備える品質管理という言葉や、品質という名詞が複数回出てくるのも印象的です。
1980年(昭和55年) 極限への挑戦-品質管理-見かけより真の品質を
かなり強めで印象的な標語ですね。あらたな年代になり、より強いメッセージ性を出して品質管理に努めようとする姿勢を感じられます。
1981年(昭和56年) よい品質で世界の繁栄足もと固めよQCで
この年、初めてQCという言葉が標語に登場します。以後何度も出てきます。
QC(Quality Controlの略)は、「品質管理」を指す言葉です。 戦後、品質管理の考え方や手法は、アメリカから日本に持ち込まれました。 その後、日本では品質管理を実践するグループ活動「QCサークル活動」に発展。 各企業の真剣な取り組みによって、日本の製品の品質が向上し、世界に認められるようになりました。
1982年(昭和57年) 品質管理で世界に貢献知恵と努力でよりよい品質
品質管理を行うことが、ひいては世界貢献になるという規模の大きい標語です。このころ日本は戦後であり、戦後の景気回復が図られていました。そのため、閉鎖的ではなく広い視野でモノを捉える時代になっていったのです。
1983年(昭和58年) TQCで企業の活性化やるべきことをやろう品管管理
1984年(昭和59年) TQCで明日への挑戦事実で判断正しい仕事
先ほど紹介したQCにTのついたtQC。TQCとは Total Quality Control の略です。 文字どおり全社的な品質管理の推進を行うもので、品質管理に関するさまざまな手法を総合的に、かつ、全社的に展開して適用するようにつくられました。より良い品質と、さらに企業の向上を狙うため、この2年は続いてTQCという単語が使われたのでしょう。
1985年(昭和60年) 広がるQC高まる活力PDCA正しく回して豊かな職場
この年は、PDCAという言葉が初登場します。PDCAとは、品質管理などの業務管理における継続的な改善方法です。Plan→ Do→ Check→ Actの4段階を繰り返して業務を継続的に改善します。もともと、生産・業務プロセスの中で改良や改善を必要とする部分を、特定・変更できるようにするために提唱されたモデルで、1950年代、品質管理の父といわれるW・エドワーズ・デミングが提唱したフレームワークです。この頃から、日本でも使われるようになっています。
1986年(昭和61年) のりきろう環境変化をTQCで品質第一すべての基本
急激な円高によるプラザ合意不況・半導体不況がおこったこの年。多くの環境変化が起こりました。それに対応すべく、従業員の総力を結集してその企業の実力向上を目指すことが欠かせなかったのです。
1987年(昭和62年) 品質それは世界の共通語広げようQCお客様第一に
国鉄が分割・民営化、JRグループが発足したり、東北自動車道が全線開通するなど、日本国内でも多くの変化の起きた年。世界にも目を向け、品質管理を行うことが大切だと、あらためて呼びかけています。
1988年(昭和63年) 品質第一住みよい社会事実で判断、事実で行動
昭和最後の年。業界的に大きな事件や事故があったわけではありませんが、昭和天皇の病気が報道され、日本各地で祭行事やイベントの自粛・延期が相次ぎました。コロナ禍の今にも通じますが、しっかりと事実を見て判断する大切さが知らされたように思います。
1989年(平成元年) よい品質で豊かな社会品質確保は職場の基本
この年、昭和天皇が崩御。平成が始まりました。新たな年代の始まりとして、品質を『確保』するという言葉が選ばれています。
1990年(平成2年) 変化の時代も変わらぬ基本品質第一いきいき職場
平成になり、時代はもちろん、情勢も大きく変化してきました。そんな中だからこそ、変わらない基本品質を提供することが求められるのです。
1991年(平成3年) 人と地球にやさしい品質いつもいきいきみんなでQC
久しぶりにQCという言葉が標語に復活しました。それに加えて、地球環境への言及も生まれています。環境サミットが開催されたり、二酸化炭素排質量の削減が求められたりしましたから、その影響もあるのかもしれませんね。
1992年(平成4年) 豊かさとゆとり育む品質管理高めよう仕事の質をQCで
アルベールビルオリンピック、バルセロナオリンピックが開催されたこの年。多くの人が日本の活躍に沸き立ちました。ゆとりある暮らしは、人々の心もゆたかにします。
1993年(平成5年) 厳しい環境、新たな発想-TQCで体質改善-創造はみんなの智恵と工夫から
前年のQCに引き続き、この年はTQCが取り上げられました。冷夏に見舞われ、米が大凶作となる(平成の米騒動)など、おおくの辛い環境が生まれました。しかし、しっかりと管理を行い、体質改善を行うことでより良い未来になるという想いが込められた標語になりました。
1994年(平成6年) よい品質で築く世界の信頼感発想豊かに職場を改革
品質が良いものであれば、国内だけでなく、世界にも通じる商品となります。また、信頼を勝ち得ることもできるでしょう。職場内の問題を改革することで、世界へ羽ばたくための信頼を勝ち得るのです。
1995年(平成7年) 品質経営変化に挑戦-TQCからTQMへ-みんなで取り組むたゆまぬ改善
1996年(平成8年) TQMであらたな飛躍決め手は品質たゆまぬ挑戦
1997年(平成9年) TQMで豊かな創造大きな挑戦よい品質でみんなに満足
1998年(平成10年) 高めよう活力TQMで知恵と工夫で現状打破
1999年(平成11年) TQMで競争力の創生個の力高めて集めて品質改善
1995-1999まではほぼ同じ内容の標語が続きます。どの標語にも共通するキーワードはTQMです。TQMとは、TQCで唱えられた、組織全体として統一した品質管理目標への取り組みを経営戦略へ適用したものです。総合的品質マネジメント、総合的品質経営と言われることもあります。TQMの目的は部分的な品質の向上を目指すのではなく、全社的あるいは全部門的に品質の向上を目指すということです。つまり、TQCの考え方をさらに発展させたのが「TQM」という考え方なのです。
2000年(平成12年) 21世紀への質創造たゆまぬ改善確かな成果
2000年といえば、ミレニアムイヤーですね。2000年問題などは、今でも覚えている人は多いでしょう。新たな未来に向けての明るい標語になっています。
2001年(平成13年) 質経営で築く日本の新世紀職場の課題自ら形成自ら解決
ここで、質経営という言葉が入っています。これも実は、TQM(総合“質”経営)のことです。あらたな時代もまた、よりよい品質が世界を豊かにするメッセージが込められています。
2002年(平成14年) 創造とスピードで築く 質経営職場の改善 お客様が起点です
この標語は、品質標語を通年で見ても珍しい視点です。今までは働く方をメインにしていましたが、この標語はお客様の視点が入っています。自己満足にならない改善が必要だと唱えているように思えますね。
2003年(平成15年) 質経営で明日を創り 未来を開く QCで人材育成 明るい職場
こちらは、TQM(総合“質”経営)と、QCの双方が標語内に含まれています。経営と人材育成を同時に行うことが、より良い未来につながるとしていますね。
2004年(平成16年) 質経営で生み出せ無限のマーケット 打つ手は無限 視点を拡げて改善活動
2005年(平成17年) 質経営で 磨け生み出せ日本の強み 改善の心が生み出す“夢”ある職場
この2年の標語も少し珍しいといえそうです。標語は長くとも575のテンポが多いのですが、この年と翌年はより長めになっています。通常より長めにすることで、インパクトやメッセージ性のある標語になったと言えるでしょう。
2006年(平成18年) 質経営 持続的成長への道 良い品質で守る生活 豊かな社会
こちらにも質経営という言葉が入っています。加えて、持続的成長という言葉も続きます。どこかで止めるのではなく、持続的な成長のために、より良い品質を守ろうという視点が見られます。
2007年(平成19年) 品質経営で築く信頼感 標準守って足元固め
この年の標語はシンプルでとても分かり易いですね。質経営ではなくあえて品質経営としており、ルールや標準を守るような原点回帰が重要だと説いています。
2008年(平成20年) 現場力 足元固めて 品質経営 知恵と工夫で 夢をカタチに
この年、初めて現場力という言葉が標語に使われました。現場でこそ、品質が作られるものです。現場で働くメンバーが知恵と工夫を用い、それをトップも認めることにより、夢が現実的になる。そんな標語です。
2009年(平成21年) 持続可能な社会をつくる品質~今、あなたにとって品質は?
数多くある標語のなかでも、疑問系の標語はあまり多くありません。個人に問いかけて自分で考える余白のある標語は、会社で議題に挙げやすいものでもあります。品質を問う会社では、一度取り上げてみてはいかがでしょうか。
2010年(平成22年) 品質の原点にかえり 先駆者の知恵に学ぶ
はやぶさ (探査機)が小惑星イトカワから地球へ帰還しました。また、根岸英一・鈴木章がノーベル化学賞を受賞したのもこの年です。先駆者の知恵に学んできたからこその成功といえます。品質標語でも、それを踏襲してきたのでしょう。
2011年(平成23年) 危機を力に 品質革新 再び世界No.1
東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生。地震と津波により福島第一原子力発電所事故がおこりました。危機的状況だからこそ、品質を守ることが大事だと説いています。
2012年(平成24年) 品質力再興 やっぱり日本品質!
再興という言葉は、復興にかけていると思えます。日本は何度も災害に見舞われましたが、いつも支え合って復興してきました。そのような日本らしさがある標語です。
2013年(平成25年) 価値ある品質で 新たな成長を!
新たな成長という言葉は、復興からの飛翔を感じさせます。もちろん震災だけではありませんが、多くの人が辛い思いをしたなか、品質を維持することで、成長の兆しになっていくとしたのは品質標語ならではと言えるでしょう。
2014年(平成26年) 価値ある品質 技と想いをつないで
2月に記録的な大雪。関東甲信地方を中心に大きな被害が出ました。そしてこの年のもう一つの大きな出来事が、STAP細胞のねつ造問題です。品質は正しく作られなくてはなりません。技と想いがつながることで、よりよい社会になっていくのです。
2015年(平成27年) あなたが主役 みんなでつくる 感動と安心を!
2016年(平成28年) あなたが主役 みんなでつなぐ 感動と安心を!
この2年はほぼ同じ標語ですね。2015年に、東京オリンピック開催が決まりました。ですから、この2年は五輪に向けての機運がとても高まったと言えるのです。自分が主役になって、感動と、そして安心を与えようという標語はまさにその機運を表しているといえます。
2017年(平成29年) スマートプロセスで 良い職場と豊かな品質
2018年(平成30年) スマートプロセスで 現場力向上と価値づくり
この2年も同じ「スマートプロセス」という単語が使われ、ほぼ同じ内容の標語になっています。スマートプロセスとは、成形加工の設計ステップの3段階のことです。1設計、2解析、3試作造形を総合的に進めることにより、ビジネスの迅速化を図るとともに、顧客満足(早い、安い、巧い)をどこよりも優れた形で実現するシステムです。これはもともとエンジニア界隈で作られたシステムですが、生産ラインでも同様のことが言えるとして、品質標語で組み入れられたのでしょう。
2019年(令和元年) みんなでつくる つなぐ お客様の笑顔
令和はじめての品質標語です。今までの雰囲気とは異なり、どこか柔らかな雰囲気を感じます。品質という言葉も入りません。しかし、よりよい品質や環境からお客様の笑顔が作られるというのが言外に見られるのも分かります。
2020年(令和2年) みんなでつくろう 新たな価値と 変化に負けない組織
最新の標語です。コロナのなか、多くの価値観が変わったといえます。品質業界でももちろん例に漏れず、多くの変化がありました。新たな価値を作り、変化に負けない組織を作ることで、よりよい品質を維持できるのです。